Published at 2007/10/29 月曜日
in 建築コラム.
先週末に古民家再生をしたいという方が訪ねていらっしゃいました。事前にメールで連絡があったので私も楽しみにしていました。
古民家再生をしたいのだが、どのようにしたら良いのかわからないので提案をして欲しい、分離発注を考えている、設計事務所を数カ所廻り提案の内容や人柄をみて一緒に『家づくり』をしたいとのことでしたので、いろいろお話を聞き、私も話をさせてもらって現場を確認してきました。
普通でしたら今頃プレゼン内容を考えているところですが、今回は条件の中のひとつが私のほうでクリアできなかったので、辞退をさせていただきました。他の設計事務所さんと仕事をすることになるのでしょうが、コンセプトを生かして楽しい『家づくり』ができることを願っています。
『家づくり』をする時、住宅展示場を廻るのも結構ですが出来ているものを見るばかりでなく、自分の考えていることを伝えて複数の提案を咀嚼してみることも楽しい作業です。設計事務所巡りという『家づくり』の始め方もひとつの方法です。
Published at 2007/10/24 水曜日
in 建築コラム.

イムコのオイルライターである。煙草を吸いはじめた頃安価だったことから愛用していたのだが、先日ふと思い出して検索をかけてみたら、当時のデザインのままで販売されていた。ちょっとした驚きと、懐かしい思いで購入し、使用している。
変わらないことは『住まい』にとって何よりも重要なのではあるまいか。
いくら『いわき』の気候が温暖だといっても冬は寒いので全館暖房設備は設置しましょう。住む人の生活習慣にあわせて選択することが大事です。夜、家にいないのに深夜電力を用いることなどは論外です。
暖房設備で灯油ストーブだけは避けてください。運転するとストーブに入れた灯油と同じくらいの水分が発生してカビの原因になってしまいます。

昨日は『いわき家ナビ』のちょっとした集まりがありましたが、話題からひとつ。

ここ『いわき市』は表でわかるように全国でも稀な日照時間の多い地域です。太陽の恩恵を無駄にせず、断熱・気密・換気・通風等を工夫すれば『寒くない・暑くない住まい』ができてしまいます。
とかく高断熱・高気密の家は開口が小さいと言われますが、南側に大開口を配置が可能です。グリーンカーテンなどがあれば尚、結構。
いわきの特性を生かした住まいづくりをしましょうというお話でした。

Published at 2007/10/17 水曜日
in 建築コラム.
「200年住宅」優遇税制で促進へ(読売新聞)
もし200年住宅が実現するとすればそれだけ住宅の資産価値が上がることになる。とすれば資産償却年数が伸びて限りなく固定資産税を払い続け相続税がどっしりとかかることになるまいか。
イニシャルコストに耐えられる建築主もそういないと思われる。
環境破壊の軽減も怪しい。もう少し家を造りやすくする環境整備の方が先であろう。
Published at 2007/10/12 金曜日
in 建築コラム.
以前記事を書いてから注目をしていたのですが
・楳図かずおさん宅、建築差し止め認めず・東京地裁(日経ネット)
との判決がでたようです。
まあ、建築差し止めまでは行き過ぎだと思うのですが、それもこれも住民との話し合いに応じないことに原因があります。地域景観を配慮せず一方的な主張は許されないと思います。
建築することの一つの要素である地域性を無視してはいけません。それにも増して日本人の謙虚さが失われていくのは本当に嘆かわしいことです。
Published at 2007/10/5 金曜日
in 建築コラム.
ここのところ建築関連会社の倒産や事業停止が相次いでいる。先日はこんな話を聞いた。
ある建設会社と契約をし地鎮祭の段階で工事金額の9割を支払ったところでその会社が倒産してしまい、紙の上に書かれた実在しない家に毎月返済をしていかなければならないという悲劇である。
現在家づくりの工事契約の形式として一括請負契約が慣例化しほとんどがこの形式を採っている。一般に契約時に工事金額の1/3、上棟時に1/3、竣工時に1/3を支払っているようである。かなり支払方法としては請負者に有利でありリスクは発注者側に存在する。上記の例は稀なケースでは無く、建設会社の倒産等があると必ずといっていいほど聞く話なのである。
家づくりをする場合なかなか発注方式まで考えることは少ないが、壁を直したり屋根を直すことに比べてリスクは比にならない。この要素も一考しておくべきだろう。
当事務所での家づくりの設計・監理では分離発注方式による出来高払い契約をなるべく採用してもらうようにしている。つまり先に工事金を支払うのではなく、それぞれの工事の出来高によって支払う方式である。屋根なら屋根ができたところで、大工さんなら大工さんの工事が終わった段階で支払うことによってリスクを少なくしようというものである。工事が複数月にまたがる場合は出来高で支払う。(工事内容の3割が終わったとすれば工事金の3割を支払う。判定がなかなか難しいのでこれは設計事務所が判定する。)
分離発注方式もなかなか難しいところがあるが、少なくとも上記のようなリスクを避けるには一つの方法ではないだろうか。
Published at 2007/9/24 月曜日
in 建築コラム.
これまでの基準法改正は大地震の発生で建物が壊れたりしたのでもう少し構造を強くしましょうとか、シックハウス等の問題があるので室内環境を考えましょうと技術的な改正でした。
ところが今回の改正では『設計事務所は嘘つきである』という考え方、態度が見え隠れします。これまでとは改正の趣旨が違うのです。改正案は書類上で嘘をつけないようにしてしまえと解釈できてしまいます。
ほんとうに設計事務所は嘘つきなのでしょうか?
こんなところから脱力感が生じてきてしまいます。
Published at 2007/9/23 日曜日
in 建築コラム.
今回の基準法改正問題について経緯が良く整理されています。
・建築文化崩壊元年(1)2007年、わが国建築文化の崩壊が始まった。その元凶は
・建築文化崩壊元年(2)無責任の極み!国土交通省住宅局
・建築文化崩壊元年(3)ワリを食う国・民。むさぼる外郭団体
もっと詳しく。
・耐震強度偽装問題
『建築確認さえ通れば。』と言う人もまだたくさんいます。
本当にそのうち標準化された薄っぺらなデザインの建物だらけの町並みを見ることになってしまいそうです。
平成15年7月1日に施行された基準法(施行令第20条の7)により建築材料、接着剤、塗料などはホルムアルデヒド対策がなされて、最近建てられる家からは以前のような臭いはなくなってきました。一方同時に施行された換気設備に関してはまだ意識が薄いように感じられます。
ホルムアルデヒドは主に接着剤等に使われていましたが同時に防腐剤としての機能を持っていました。つまり防カビ剤です。
ホルムアルデヒドが少なくなり家の中では人の健康と一緒にカビやダニの健康も守られることになったのです。換気設備の重要性を認識しなければなりません。化学物質だけではなくカビやダニもシックハウスの一因です、考えましょう。
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