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建築コラム Archive

ベークアウト


久しぶりにシックハウスとは言わないまでも、臭いの強い部屋を体験しました。畳表を交換したらしいのですが部屋に入る前から臭いが漂い、部屋に入ると目がチカチカし、喉が痛くなりました。

どうも畳の着色料と防腐材が悪さをしているようです。(防腐材については確認できていません。)
対策としてベークアウトの説明をしましたが、たぶん数日は臭いが続くでしょう。しばらくはそこで寝ることもできません。

最近は「家づくり」に関してエコやデザイイン・長期住宅などの話題ばかりですが、シックハウスの問題を忘れてはいけません。

ベークアウト

ベークアウトとは、密閉室内において室温を上昇させ、VOCを一気に放散させると同時に換気によりそれらを排出し、室内のVOC濃度を下げるという一連の作業をいいます。
さまざまな手法とその効果が報告されていますが、室温を30℃以上上げないと著しい効果は期待できないとされています。
この作業により、室内のVOC濃度を短期間のうちに一気に低減することができます。
F☆☆☆☆

建材1平方メートルにつき、1時間当たりのホルムアルデヒド発散量が5マイクログラム以下という基準。
天然の木材に近い発散量。

ハイブリッド


近頃何かと「ハイブリッド」を頭につけた言葉が目につくようになりました。goo の辞書で「ハイブリッド」を調べてみると

━━ n., a. 雑種(の); 混成(の); 混成物; 【言】混成語

とあります。
どうやら「ハイブリッド」とは複数の異なる物の組み合わせによって、より以上の成果をもたらすこととでも解釈すればいいようです

それにしても建築に関する言葉だけでも、「ハイブリッド住宅」、「ハイブリッド断熱」、「ハイブリッド換気」、「ハイブリッド暖房」等々、これでもかとでてきます。

何を今更、もともと世の中昔から「ハイブリッド」だと思うのですが。

感染力


白井晟一の感染力

なるほど、感染力か。

家庭の省エネ大事典


01top.jpg家庭の省エネ大事典
situon.jpg省エネをした場合、各項目でCo2の削減量や節約になる金額が具体的に書いてあります。数字好きな人にお勧めです。

パーキングパーミット制度


福島県では、「パーキングパーミット制度」の導入に関する意見を募集しています。
国際シンボルマークがついた駐車施設(以下「車いす使用者用駐車施設」といいます。)を利用することができる人を明らかにした上で、その人に県が利用証を交付し、駐車場管理者の協力の下、駐車時に利用証の掲示を義務化することにより、車いす使用者用駐車施設の適正利用を図ろうとするものです。
日頃車いす使用者用駐車施設を利用させてもらっているので、制度ができれば少しは使いやすくなったりトラブルも少なくなるのではと思いますが、一方で現実には制度が必要だということが寂しくもあります。

日影

geshi.JPG tougi.JPG設計を進めていく上で必要と思われる場合は日影図を作成して日影の検討も行います。

左図は夏至時(太陽高度が一番高く日影が一年で一番短い。今年は6月21日。) 
右図は冬至時(夏至とは逆に太陽高度が一番低く日影が一年で一番長い。今年は12月21日。)

ほぼ同じ時間帯の影ですが、比較ができて面白いですね。

太陽光発電が半額?


太陽光発電のシステムの価格を、今後三-五年で半額に引き下げというニュースなのですが、比較的扱いが小さかったようです。半額か。

太陽光発電普及後押し 住宅向け補助復活(東京新聞)

ちなみに世界一はドイツだそうです。


太陽光発電


太陽光発電については漠然とした疑問があり、これまであまり積極的ではありませんでした。
装置そのものの製造、解体時に発生する二酸化炭素が、かなりの量を占めるのではないかということでした。

土曜日、クライアントと打ち合わせをしていると話題が太陽光発電になり、

使う量を発電に求めるのではなく、発電量にあわせた生活をする。

こんなコンセプトが。

漠然とした思いはいけないということで太陽光発電装置のLCCO2を調べてみました。
太陽光発電装置の場合、4年弱~4年半ほどでLCCO2 分の二酸化炭素を補います。
太陽光発電の寿命を考えると約15年分の削減量が純粋な削減量となり、、一般家庭に設置した場合では1世帯あたり20年間のCO2 排出量は20%~36%の削減になります。(太陽光発電装置のLCCO2に関する研究より)
私の浅はかな漠然とした思いはあっさりと否定されたのです。
太陽光発電、頑張ろう!!!

やっかいな性格


建物の計画をはじめるといろいろな部材を使うことになりますが、やっかいな性格でして実際に実物に触ったり、見たりしないと納得ができません。
そんなことで毎度のことですが、明日は東京です。

ただこれは大事なことだと思っています。
たとえば自然素材を使うのだからアレルギーなどは大丈夫などと考えていると大間違いです。自然素材を使ったことでかえってアレルギーがひどくなったという例も聞きます。

事前に実際に触ってみる、大切です。

古い家

DSC_0131.jpg
先日仕事の帰りに「いわき家ナビ」さんと「いわき市暮らしの伝承郷」にいってきた。

復元された民家なのに見えてきた途端になぜか懐かさを感じてしまう。実際に同じような家に住んだこともなく、子供の頃、目になじんだ風景でもないのにである。
どうも日本人の遺伝子がそうさせるとしか説明がつかないようだ。

中は薄暗い。この薄暗さが良い気分にさせてくれる。外部空間との明暗の対比が妙である。

日本の民家園リスト

裸足で暮らせる家


家づくりにあたって「裸足で暮らせる家」は目標のひとつです。もちろん「高断熱・高気密」が前提であるのはいうまでもありません。

そこで床材の選定がひとつの課題になりますが、無垢のフローリングを使用することにしています。なんといっても肌触りが気持ちいいし、寝転ぶこともできますから。
樹種はケースによって使い分けますが、これまで使用した樹種を挙げてみます。

・夜ノ森の家 - メイプル
恥ずかしながら最近知ったのですがメイプルは「木の真珠」と呼ばれているようです。

(参考記事)
インテリアを活かす「木の真珠」メイプル材
いわき家ナビ/吉田敏彦建築設計室「雑貨を生かす北欧テイストの家」
・谷川瀬の家 -
本来杉は床材としては不適当だと思うのですが圧密をかけた材料がありましたので使用しました。杉独特の温もりが伝わってきます。

(参考記事)
あつすぎ24(正木屋材木店)
いわき家ナビ/吉田建築設計室「築130年古民家断熱改修の家」
・四倉の家 - チ-ク
チークは「木の宝石」と呼ばれているようです。フローリングの張り方にもいろいろありますが、ヘリンボーン張にしてみました。


(参考記事)
優美な光沢が美しい 木の宝石「チーク材」
いわき家ナビ/吉田敏彦建築設計室「四倉の家~インテリア編~」



・楢葉の家 - オーク(古材)
森の王」と言われているオークの古材を使用してみました。あちこちに釘の跡が残り、とても面白い風合いを醸し出してくれました。オーストラリアの建物に使われていた材料です。

(参考記事)
ウイスキー樽が蘇る!オーク材の魅力
・石森の家 -
昔の学校などは松が床材として使われていましたが、いまではすっかり高級品となってしまいました。
・浅川の家 - 楢(ナラ)
この材料も堅くて床材に広く利用されています

防犯


防犯について参考になる記事がありました。

え!?「強化ガラス」に防犯効果がない?

住宅性能表示制度にも大分前に「防犯」の項目が加わっています。記事には防犯合わせガラスが効果があるとありますが、外部からの力に強いということは内部からの力にも強いということで、たとえば地震で閉じ込められてしまった場合など、どうしようと考えてしまいます。

こちらを立てればあちらが立たず、いろいろ難しいですね。

雑感2


またまたCASBEE(戸建)ネタですが、換気の項目をとりあげてみます。

基準法では24時間換気が義務づけられていますが CASBEE ではレベル3と評価されています。基本的に居室のみを換気対象にしているからです。換気の目的は化学物質の除去だけではありません。

室内に発生する臭いや水蒸気の除去も必要ですから家全体を対象にしなければなりません。家全体で換気を考えると評価はレベル5になります。きちんと当たり前のことをしましょう。

雑感


これからはよく聞くようになるであろう建築物の環境性能を総合的に評価するCASBEE(戸建)というシステムがあります。

いろいろな評価項目があるのですが、その中で「室内環境を快適・健康・安心にする」は「暑さ・寒さ」、「健康と安全・安心」、「明るさ」、「静かさ」の四項目で構成されそれぞれ点数が配分されます。

重視される項目に係数が決められ、順に「0.5」、「0.3」、「0.1」、「0.1」となっています。読み取れるのは断熱・気密の重要性と採光はそれほど重視しなくてもということでしょうか。

現在の建築基準法では採光ばかりが厳しく規制され、断熱・気密はうたっていません。視点を変えて「再考」をと考えます。

磁北と真北


日影図を描いたついでに豆知識を一つ。

北には磁北と真北の二種類あります。
簡単に説明すると磁石で測る北は磁北、太陽がお昼の12時の位置の反対方向が真北となります。磁北と真北ではずれがあり、偏差と呼ぶようですが「いわき」では約6度10分あるといわれています。

日影図は真北で作成しますが元になる地図によって磁北と真北が違うようなので注意が必要です。ちなみに私達が使う都市計画図は確か磁北で描かれていると記憶しています。

普段の生活には影響ありませんが酒の肴にでもどうぞ。
それにしても以前はウンウン唸って手書きで日影図を描いたものでしたが、随分楽になりました。

一番簡単な真北の測定方法は地面に棒を立ててじっとお昼を待つ。12時の日影が真北になります。
原始的な方法ですが、これが一番。ただし太陽が出ていないと・・・

建築見て歩き


週末は久々に「建築見て歩き」の小旅行に行ってきました。
建物は実際に見てみないとわからない、実際に見ることが何よりの勉強だと気が向くとちょっと出掛けてきます。

建物が拠って建つ敷地の状況、写真ではわからない建物の質感、雰囲気、ボリューム等、とても参考になることがたくさん見つかります。

緑化駐車場


ここ、いわき市では車無しの生活は考えられません。
当然家をつくる時には駐車スペースを確保します。最近は駐車スペースもオシャレになってきて枕木を使ったり、タイルや煉瓦を入れてみたり花を植えたりとこれまでのコンクリートだけの駐車スペースとは様変わりをみせています。

そこでもう一つの選択肢として緑化駐車場をお薦めします。一面に芝にしてしまうイメージです。コンクリートの照り返しはキツイですから。

ヒアシンスハウス


「江戸東京たてもの園」を My Map にでも登録しておこうかなとうろうろしていると、意外と近いところに立原道造さんのヒアシンスハウスを発見。こちらも当然、登録です。
そういえば以前「日々の新聞」に書かせてもらったことを思い出し、記事を引用してみます。
表紙の風信子荘(ヒアシンスハウス)の写真を見て思わず顔が緩んでしまいました。

若い詩人と将来の夢を膨らませた女性の新居となるはずであったワンルームで、アイデアが凝縮された4.4坪程の宝石箱のような建物です。

彼は自信満々に将来の妻の喜ぶ顔を期待して計画案を見せたらしいのですが…。

 「でも、1部屋では困る時がなくって?

そのひと言に立原はたじろぎ、不機嫌になり「そよ風をゼリーにして…」というようなセリフはついに出なかったそうです。

ここにヒントが隠されていて、風信子荘あたりが「小屋」と「家」の分岐点であろうといわれています。男と女の実生活に対する価値観の違いも見えてきます。建築って面白いんです。

「小屋」と「家」の違いについて考えてみるのも、楽しいでしょう。

(山形県)住宅増築の確認簡素化


先日も増築の相談を受けたが「難しいですね。」と答えざるを得なかった。法改正以来増築はなかなかできないというのが、現実である。
そこで山形県は独自の運用基準を打ち出したようである。福島県も頑張って欲しいものだ。

山形県の苦悩、進まぬ住宅改修の影に「改正法」-ケンプラッツ
建築着工件数の減少に対する「緊急総合対策」-山形県の運用基準

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花粉と換気


そろそろ外に洗濯物を干せない季節になってきたので花粉と換気についてちょっと書こうかなと思ったのですが、かなり詳しく説明をしているページがあっつたのでそちらにお任せすることにしました。気になる方はどうぞ。

花粉症対策「花粉排除で快適生活」

花粉は空気中の浮遊塵としては、比較的大きく重いので、無風状態では地面や床に落ちてしまうということは、隙間風のある家は中で花粉が舞っている?(オオゲサか!)

SketchUpで家づくり


またまたSketchUpの話題で恐縮ですが、使い込むほどに勝手の良さを感じます。さくさくとスチレンボードで模型を作っていくようでとても楽しく作業ができます。

一般の方でもそれほど手を焼かないでイメージが作れてしまうのではないでしょうか。家づくりで自分の希望を表現できてしまいます。家づくりを考えている方には是非SketchUpをお薦めします。

SketchUpのファイルでメールを交わしながら打合せができたら時代が変わりますね。(実際SketchUpで打合せを進めてはいますが。)

*ちなみにここで描いている螺旋階段は「HinoADO Online」でいただいてきたプラグインを使用しました。

2x4の増築


「2x4の家の増築は難しいのでしょうか。」との質問がありました。

これも良く聞く話なのですが、2x4の家の増築は可能です。
耐力壁の検討をし、建物全体で安全であるかを確認することが必要なことや、新たに開口部を設ける場合などはマグサの検討が必要になります。少し専門的になってしまうことから、増築は難しいとなっているのが現状のようです。でも、増築は可能です。

流し台を交換するとか、部屋を広くすることも重要ですがなかなか無い機会ですから住まい方も考えてみましょう。
たとえばこの際夫婦寝室を別々にすると、足腰に負担のかからない生活様式にしてみようとか、寒くない家がいいなとか、色々出てくるのではないかと思います。

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24時間換気


LS-150dc11.jpg

シックハウス対策として基準法に24時間換気が導入されてそれなりに機能しているようですが、納戸や収納スペースを換気対象にしていないケースをよく見かけます。多分理由として、換気経路扱いにすると居室を経由してしまうとか、換気扇の数が増えてしまう等があるのでしょう。

でも臭いが発生したり、カビが出ることが容易に予想される場所ですから、しっかり換気することが大切です。換気経路に加えず単独で排気をするとか工夫があると思います。

いざ洋服をだしてみたら、カビがあったということが無いように、24時間換気は動作を止めないことが原則です。

尚、参考までに納戸等の臭い対策として光触媒+ブラックライトの組み合わせ等の選択肢もあります。

フリーダム・ライターズ

フリーダム・ライターズ
フリーダム・ライターズ  スペシャル・コレクターズ・エディション


一人の新米教師と一冊のノートが起こした奇跡の実話を映画化した泣ける感動作!

プロポーザルコンペの参考にならないかと見てみたら実話だけあって、はまってしまいました。
映画には「影響を与えてくれる教師」が登場してきます。困ったことにこんな先生がいたら学校の建築なんて薄っぺらなものに感じてしまいます。

はたして「子供達に影響を与える学校」の提案は?

何もしない。


ちっちゃな工務店・リフォーム店クラブ」さんから「家づくりの要素」にトラックバックをいただきました。
トラックバック、大歓迎です。

内容は「穏やかに進めばいい」という省エネの記事で、「求め過ぎないこと」が主眼のようでした。

少し話は変わるのですが、私は住宅の設計の際「何もしない、余計なことをしない。」を心がけています。言い換えると「つくり過ぎない。」ことに通じます。基本は忠実に驚かせたり、びっくりさせようなどとは思わずに。

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家づくりの要素


このブログで「高断熱・高気密」の話題を多く採り上げていることで、「家づくりはそればかりではあるまい。」とお叱りをうけました。もちろん「家づくりの要素」はこのことばかりではありません。その他にも「家づくりの要素」はたくさんありますし、それぞれ優劣は無く並列な条件で設計という仕事を考えています。

只、「高断熱・高気密」は家づくりの際、面倒なので知らんぷりされる要素になることが多いので強調しているまでで、つい最近までは現実にそうでした。やるなら中途半端にしないでちゃんとしてもらえば、それで良いのです。 一方「高断熱・高気密」なんて必要無いという人もいます。それはそれで凛として生活をしていけば良いのです。

ここでちょっと「家づくりの要素」と思えることを列挙してみます。

光、風、緑、土、木、水、庭、日だまり
・風土、ロケーション
・家族構成、趣味
・内外を含めたデザイン、色彩
・建物強度、防犯、防火、劣化
・音、プライバシー
・ユニバーサル、シックハウス
・仕上げ材料、建具
・照明計画、設備計画
・空気環境、温熱環境
・建築費、維持費

かなりあります。思いつくままに書いたので抜けていることが、まだまだたくさんあるでしょう。
「家づくり」は複雑な要素がからみます。これからはこんな「家づくりの要素」についても書いていきます。

前原さん、Good Job!


1月25日 (金) 予算委員会で前原さん、Good Job!

前原さん : 「4号物件だけでも、以前に戻したら。」
冬柴さん : 「このまま何もしませんが、全力をあげます。」

ダッテ! 意味がわからん。

関係者にだけわかる内容かもしれませんが、 衆議院TVでどうぞ。

勉強部屋は間に合わせで十分


大平一枝さんのコラムから 「・間に合わせの勉強部屋にて

これまでも書いてきたことだが、つくずく子供部屋なんていらないと思う。ひところの住宅の多くは二階に子供部屋が二つほど仕切られて作るのが親の役目のように言われていたが、気がついてみると空でほとんど二階に上がらない状態ではなかろうか。
子供達に必要な部屋があるとしてもせいぜい3~6年。親の役目ももっと違うところにあるように思える。

コラムで勉強部屋と書いているのは好印象。

下記から記事一覧。
小さな家の生活日記

屋根の雪

080000_1_xpimg_gif.gif 関東では雪が降ったそうです。当然のことながら屋根に雪が積もりますが、雪の溶ける速さに違いがあるのはご存じでしょうか。

一般的な話ですが屋根の素材等が同条件の場合、断熱をしっかりしている住宅の方が雪融けにかかる時間は長くなります。簡単なことで断熱の効いていない住宅は家の中の暖気が屋根を通して外に逃げていくからです。

今度雪が降ったら外に出て観察してみるのも一興かと。

暖房用灯油消費量

断熱計算をすると年間の暖房を全て灯油で賄った場合の暖房用灯油消費量がわかります。表から年間に798㍑の灯油が消費されることになります。では消費量を少なくするにはどうしたらよいのでしょうか。
表にこんな式「24 × qa × D / η / 灯油の低発熱量」があります。ここのかけ算部分の数字が小さくなれば消費量は小さくなります。Dは暖房度日数で住んでいる場所で決まるほとんど動かない数字、ηは暖房システム効率でこれもほとんど動きません、灯油の低発熱量も決まった数字です。そこで注目するのはqaという熱損失係数です。この数字を小さくしましょう。

しっかりと断熱・気密・換気をしましょうという根拠です。

間(ま)

間(ま)という言葉が昔から日本にはあります。畳の間・板の間・土間・囲炉裏の間・茶の間等聞きなじみの言葉だと思います。

間は一般的な建物の柱と柱の間隔を指す長さの単位だったらしく、間をとって空間が構成されてきました。つまり柱による空間だったので日本の家屋は基本的にオープンだったのです。柱間に間仕切りとして障子や襖が入りました。以前の記事「引き戸が好きだ。」に書いた「引戸は開けておくもの、ドアは締めておくもの。」はここからきています。
「間が悪い」などは、この開放感からくる「プライバシー」を端的に表しているように思います。いずれにしろこのような日本の文化、感性は大事にしていきたいものです。

一方壁で囲まれた西洋文化には「室」が生まれ「ドア」が発生してきました。よく軸組工法と壁枠組工法の違いが比較されますが、根っこのところに「間」と「室」の違いがあるのではないでしょうか。

居心地のいい家

 居心地のいい家? こんなことがいつも頭の中をぐるぐる廻っています。それは答えがいとも簡単だからで、基本的に一緒にいて居心地のいい人と暮らしていければ、それが居心地のいい家なのです。そこには家など存在しないし、もしかすると家族という枠組を超えているのかもしれません。
 こうした事実をふまえたうえで、居心地のいい家を考えていくのが設計事務所の役割、存在の理由かと思います。

 幸い私達は不特定多数の最大公約数を想定しての商品化された顔の見えない既製品住宅と違い、実際に住まう個々の人たち(クライアント)に出会う機会を得ることができます。クライアントの家に対する夢や希望を共有し、時には共鳴しながら居心地の良さを追求していくことが大事でしょう。

 よく私は『住まいの内と外』という言葉を使いますが、家の中身と器のことで使っています。とかく『外である器』のデザインばかりが評価されてきましたが、時代の急速な変化でワンセグまで登場し生活様式の変化も行き先が見えにくくなっています。もっと『内である中身』に目を向けていかなければなりません。もちろんデザインも大事で『内と外』の折りあいをつけていくのが設計という仕事でもあります。

 家を訪ねたときに「何かほっとする。」そんな家だったらと思います。

何より 害をなさぬこと


医学校の卒業式で誓われるという「ヒポクラテスの誓い」から

何より 害をなさぬこと

私達の仕事にも当てはまります。

(今年も三行記事が続きそうだ。)

淘汰の時代

今年は二度と耐震偽装が行われることがないようにと建築基準法が改正されたが、現場での混乱と懸念された経済への影響をまねいた。一方まだまだ欠陥問題や手抜き、リフォーム詐欺等が相次ぎ建築への信頼は地に落ちた感がある。そもそも資格制度に問題があるように思うのだが、こちらも厳格化の方針だそうである。

いよいよ本格的な「淘汰の時代」である。私達はしっかりと建築を覚悟して、当たり前のことを当たり前にすることに努めなければならない。

湯たんぽ その2


湯たんぽの話題がテレビで取り上げられていましたが使い出すと離せません。布団の材質が断熱の働きをし、布団の形状が気密の役割をしてすっぽり包んでくれます。

家も同じで断熱をきちんとし、気密をしっかりとれば湯たんぽが少量のお湯で暖めてくれるように、小さな暖房で寒くない家になるのです。布団の中は湯たんぽで暖かいが寒くてトイレに行けないなんてことはありませんか?

白熱電球が無くなる?

白熱電球 製造中止へ 温暖化対策政府が方針『3年内』案も

まったくお役所の考え方にはついていけない。あの白熱灯の暖かい光がいらないとは、よほど頭脳明晰な人たちの集まりに違いない。
深夜のテレビなど止めてしまうとか、いろいろあるだろうに。

玄関も引戸


雨の日に買い物袋・バック・傘・車の鍵を持って玄関に立った時・・・



やっぱり玄関は引戸だろう。
断熱オタクには気密が気になるところだが、問題なしと言っておく。

障子が好きだ。

開口部にはカーテンが当たり前になっていますが障子を見直しましょう。

やわらかな光で室内を包んでくれます。幾何学的なラインの美しさも魅力ですし、断熱面からはコールドドラフトを防いでくれます。なんといっても「紙」と「木」で出きています。
写真の左部は外部に引違いのサッシが2本ありますが内部は両側に引き込む形の障子4枚になっています。

障子が好きである。

引き戸が好きだ。


片引き戸、引込み戸を上吊り、レール・溝無しで多用している。

引戸の欠点にはレールや溝などにゴミが溜まる、戸車を付けると音がする、鍵の締まりが悪くなってくるなどが挙げられるが、なんといってもプライバシーの確保に問題があるということだろう。

でも引戸は開けておくもの、ドアは締めておくもの。
引戸が好きである。

湯たんぽ

昨晩から寝床に湯たんぽが入りました。お湯の温かさが気持よく熟睡です。

寝相が悪いもので朝方足が寒くて目が覚めましたが蒲団が隙間なく掛っていれば快適です。

コラボの時代

コラボレーション(英:collaboration)とは、共に働く、協力するの意味で、共演、競演、合作、共同作業、利的協力を指す言葉。動詞形はコラボレート(collaborate)。しばしばコラボと略される。

設計事務所に建築に関する有り余った知識はありません。特に当事務所は分離発注方式で家をつくることを主としていますので各方面の専門的な知識が必要となります。

広い土地に計画の依頼があれば土木設計の方の協力が必要であり、内装などで初めて使う材料であれば内装工事の方とのコラボが必要です。 実際にこんなケースもありました。ルナファーザーという塗装下地壁紙を張る場合、カタログには突き付けでOKとありますが材料をみるとどうも怪しい。(多分透いてしまう。)そこで事前に内装工事の方と一緒に試し貼りをしながら最良であろうと思われる施工方法を探したりもします。

外構・植栽工事等もこれまでは設計事務所が単独で計画をしていたようですが、これからはその方面の専門家との共同作業が必要になるでしょう。その他各工事の専門家が活躍もしています。 とかく建築は横のつながりが希薄であるといわれていますが、コラボは必要です。設計事務所と設計事務所、設計事務所と工務店、家具工事と電気・設備工事等いろいろなケースが想定されます。

設計事務所にはコラボをうまく統合していきながら建築をすることが求められているように思います。

ヒートショック

快適な家づくりの趣旨のひとつにヒートショックをできるだけなくしていきたいということがあります。
コチラに調査記事がありますが12月だけを見てみても、1日当たり16人が入浴中に死亡していますし年間では1万人を超えているともいわれています。 対策しておくに越したことはありません。

 (注)ヒートショックは急激な温度変化が体に及ぼす影響のこと。血圧が急変動したり、脈拍が早くなったりし、深刻な事故につながるケースがあります。

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不作為の作為

するべきことを知らないでしないのも論外であるが、するべきことを知っていながらしないのは不作為の作為とでもいうのだろう。
予算が無いからといって断熱材をきちんと入れずに豪華なキッチンセットに予算をまわし、プランは高断熱・高気密でなければ絶対に寒いと思われる吹抜のある大きなリビングをそのまま造ってしまう。生活を始めたら寒いことがわかっているのにである。 そうしなければ受注できないのが現状のようで、悲しい話である。
このあたりはつくる側ばかりでなく建築主にも責任があるのだが、「住まい」は生活の場である。建築主の要求に対してきちんと説明をしていくことが大事である。 「住まい」をつくるにも優先順位があります。豪華なキッチンセットなんかやめて断熱・気密をきちんとしましょうと大きな声で言いましょう。

暖房設備

そろそろ暖房が欲しい季節になってきました。 ここ『いわき』は確かに温暖な地域なのですが、それでも冬はやはり寒いのです。
 『家づくり』の計画の際、知ってか知らずか後は住む人にお任せとほとんど無視されてきた『暖房計画』が『快適な住まい』には不可欠です。きちんと断熱・気密をし熱損失計算をすると『燃費のわかる家』になりますし、小さな熱源で全館暖房が可能です。あとは家の形、生活様式にあわせて熱源を決定していきます。 下記のような暖房設備があります。
・床下放熱器(灯油)
・スラブヒーター(深夜電力)
・ペレットストーブ
・薪ストーブ
・パネルヒーター
・オイルヒーター
・ソーラーシステム
 室内の空気を汚染しない設備を選択することが大事です。温度ムラが無いようにしましょう。

こんな方法も!

先週末に古民家再生をしたいという方が訪ねていらっしゃいました。事前にメールで連絡があったので私も楽しみにしていました。 古民家再生をしたいのだが、どのようにしたら良いのかわからないので提案をして欲しい、分離発注を考えている、設計事務所を数カ所廻り提案の内容や人柄をみて一緒に『家づくり』をしたいとのことでしたので、いろいろお話を聞き、私も話をさせてもらって現場を確認してきました。
 普通でしたら今頃プレゼン内容を考えているところですが、今回は条件の中のひとつが私のほうでクリアできなかったので、辞退をさせていただきました。他の設計事務所さんと仕事をすることになるのでしょうが、コンセプトを生かして楽しい『家づくり』ができることを願っています。 『家づくり』をする時、住宅展示場を廻るのも結構ですが出来ているものを見るばかりでなく、自分の考えていることを伝えて複数の提案を咀嚼してみることも楽しい作業です。設計事務所巡りという『家づくり』の始め方もひとつの方法です。

変わらないこと

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イムコのオイルライターである。煙草を吸いはじめた頃安価だったことから愛用していたのだが、先日ふと思い出して検索をかけてみたら、当時のデザインのままで販売されていた。ちょっとした驚きと、懐かしい思いで購入し、使用している。

変わらないことは『住まい』にとって何よりも重要なのではあるまいか。

次世代型いわきの家

昨日は『いわき家ナビ』のちょっとした集まりがありましたが、話題からひとつ。
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ここ『いわき市』は表でわかるように全国でも稀な日照時間の多い地域です。太陽の恩恵を無駄にせず、断熱・気密・換気・通風等を工夫すれば『寒くない・暑くない住まい』ができてしまいます。 とかく高断熱・高気密の家は開口が小さいと言われますが、南側に大開口を配置が可能です。グリーンカーテンなどがあれば尚、結構。 いわきの特性を生かした住まいづくりをしましょうというお話でした。 

ホルムアルデヒドとカビ

平成15年7月1日に施行された基準法(施行令第20条の7)により建築材料、接着剤、塗料などはホルムアルデヒド対策がなされて、最近建てられる家からは以前のような臭いはなくなってきました。
一方同時に施行された換気設備に関してはまだ意識が薄いように感じられます。 ホルムアルデヒドは主に接着剤等に使われていましたが同時に防腐剤としての機能を持っていました。つまり防カビ剤です。 ホルムアルデヒドが少なくなり家の中では人の健康と一緒にカビやダニの健康も守られることになったのです。換気設備の重要性を認識しなければなりません。

化学物質だけではなくカビやダニもシックハウスの一因です、考えましょう。
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